ADHDの人がバイトに遅刻しそうになる原因と対策、何とか間に合う方法を実体験とともに紹介

アルバイト

ADHD(発達障害)傾向のある人がアルバイトなどの仕事に遅刻しそうになる理由やその対策を記したWEB記事は今や溢れかえっており、時間も見積もりが苦手だからとか、スケジュールアプリを活用すべきとか、色々と書かれていることでしょう。しかし身をもって当事者が書いたと思われる記事は、筆者はとても少ないと感じました(形式的に網羅されているものが多い印象です)。

そこで今回は、ADHD傾向のある当事者の筆者・艶派手(アデハデ)が、本当にアルバイトなどの仕事に遅刻しそうになって悩んでいる人を対象に、少しでも役立てていただけるような内容をお届けできたらと思います。ぜひ最後までご覧ください。

  1. ADHD当事者が語る、バイトに遅刻する原因・理由(あるあるのパターン)
    1. 身支度の時間カウントが甘い
    2. 移動経路の余裕見積もりが甘い
    3. 持って行く物が揃わない
      1. 持ち物を直前に把握し、家中から集め始める
      2. 部屋が散らかりすぎて物が見つからない
      3. 必要なものを持っておらず道中で買い物していて遅くなる
    4. 注意事項をかなり見落としている
      1. 集合場所や時間(就業開始と別の場合も)
    5. 単純に目標の時間に起きられない
      1. バイトの一つ前に、外食の予定を入れる
      2. Apple Watchのバイブレーションで起きる
  2. 遅刻しそうな職種とそのパターン(よくあるので本当に注意)
    1. イベント系(コンサート設営・スタッフ)(別の集合時間が設定されている)
    2. オフィス勤務系(中の人を呼び出す、ビルが大きい、地下出口わかりにくいなど)
    3. 工場・倉庫など(駅から遠い、別の集合時間が設定されている可能性)
    4. 飲食・接客系(従業員入口が意外とわかりにくい)
  3. ADHDの人がバイトに遅刻しそうになったら、どうしたらいい?
    1. 遅刻しそうと分かった時点ですぐに緊急連絡先に電話する
    2. できるだけ早く現場に到着するよう準備し、最短ルートを考える(焦りは禁物)
  4. ADHDの人がバイトに遅刻しそうになった時にどうしても間に合うようにする裏技
    1. タクシーを捕まえる(アプリだとなお確実)
      1. メリット
      2. デメリット
    2. 筆者のタクシー利用体験エピソード
    3. LUUPを使う
    4. 筆者のLUUP体験エピソード

ADHD当事者が語る、バイトに遅刻する原因・理由(あるあるのパターン)

それでは続いて、ADHD当事者としてこれまでに何度もアルバイトに遅刻しそうになってきた私が、その原因・理由をパターンとしてまとめました。ぜひご参照ください。

身支度の時間カウントが甘い

まず最も感じるのが、身支度にかかる時間のカウントがとても甘いということです。例えば筆者は衣服の着替えについて無意識でいつからか、1分くらいでできるだろうと考えていました。しかし実際には、下着から上着までを身なりとして整えるとしたら、性別問わず着替え終わるまでに、少なくとも5分から10分は見積もった方が良いのではないでしょうか。もっとかかる場合もあるでしょう。

このほか、顔洗い・歯磨き・ヘアセット、メイクなど、身支度にはとても時間が掛かります(女性の方が身支度に時間が掛かることが多いでしょう)。アルバイトなら、指定された身だしなみ・服装があるためなおさらです。そのように考えると、まず「身支度」に必要な時間を、出発前に十分な余裕をもって算入しておかないといけないのです。

移動経路の余裕見積もりが甘い

続いて感じるのは、職場までの移動経路・所要時間の見積もりがとても甘いということです。詳しく述べます。

まず現代人はたいていの場合、Google マップ、Yahoo!マップ、マピオン、スマホの「マップ」など、さまざまな地図アプリを使っています。そしてそのどれもで経路検索を容易にできるようになっており、我々はドア to ドアで経路や所要時間を知ることができるようになりました。

しかしここに表示されている所要時間は、いわば”全てが上手くいった時”にかかる時間のことです。

途中、駅のホームで非常停止ボタンが押されて列車が5分遅延し、乗り継ぎの列車が1本遅れたことで結果15分到着が遅れるかもしれません。また地下鉄の最寄り出口を間違えてしまい、余計に歩いて10分ロスしてしまうかもしれません。さらに、集合場所がとてもわかりにくい場所にあったり、オフィスビルのエレベーターが3分間来ないことも考えられます。

これらを総合的に勘案すると、例えば職場に20分~30分前に到着するように検索し乗換計画を立てておく、といったことが必要なのです。何も考えずにオフィスの入居するビルにピンを立て、始業時刻の6分前に地点に到着するように検索して乗換計画を立てておく、といった行為は、かなり大きな遅刻のリスクを招くことになります。

持って行く物が揃わない

続いてこれもよくあることですが、確認が不十分だったり部屋が散らかりすぎていたりして、バイトに持って行くものが全て揃わず、家から出発できない・寄り道せざるを得ないなどして遅れそうになるというパターンです。

<よくある例>

  • バイトの持ち物全てを家を出る直前まで把握しておらず、出発直前に集め始める
  • 部屋が散らかりすぎていて持ち物がなかなか見つからない

以下に細かいパターンに分けて見ていきましょう。

持ち物を直前に把握し、家中から集め始める

筆者自身、持ち物や服装の指定項目に出発直前に気づき、慌てて家中から集め始めて遅れそうになるということが、これまでに何度もありました。持ち物や服装は必ず、前日までに確認しておくようにしましょう。一見持ち物がなさそうな案件でも、「ボールペン・メモ帳」「腕時計」を持ってくるように指定していたり、「黒い靴」「黒い靴下などの下着・シャツ」を指定しているものは、かなり多いです。”この内容だったらきっと持って行くものはないだろう”と勝手に思い込みをしないように、気を付けましょう。

<チェックポイント>

  • 指定された持ち物は何ですか?
  • 指定された服装は何ですか?

部屋が散らかりすぎて物が見つからない

続いてかなりよくあるパターンが、部屋が散らかりすぎて必要な物が見つからず、一向に家を出発できないというものです。これに対する解決法は当たり前ですが、日ごろからできるだけ部屋を片付けておく・大切な物は分かりやすい所定の場所にしまっておく、などになることでしょう。

しかしそれらができないから、ADHD傾向のある人はとても困っているわけです。そこで筆者の提案なのですが、前日に持ち物確認をする際に、家を出るのに必要な全ての物(服を含む)を、用意したカゴの中に無造作でもいいので入れていく、というのはいかがでしょうか。バイトに向けて無事出発できることを至上命題にして、それ以外には一旦目をつむっていいのではないか、というのが筆者の提案です。筆者はこれまでとにかく「バイトに向けて家を出られない」という現象に何度も苦しんできました。ゆえにまずここを、突破していただきたいのです。また加えて、家の鍵、ICカード(定期券)、財布、つけっぱなしのエアコンやテレビのリモコンなどが見つからずに家から出られないことも、多々ありました。ですから、これらのアイテムももはや同じかごに入れてしまっていいかもしれません。

<バイトに向けて家を出発するときに必須なアイテムのカテゴリ>

  • バイトで指定された持ち物(ボールペン・メモ帳、腕時計、軍手など案件によって異なる)
  • バイトで指定された服(スーツ、指定の色のシャツや靴下・下着、シューズ)
  • 家を出るために必要な物(家の鍵、ICカード、財布、リモコンなど)

必要なものを持っておらず道中で買い物していて遅くなる

次に紹介するのは、バイトの直前になって持ち物を確認したところ手元にないことに気づき、やむを得ず道中のコンビニやスーパーに立ち寄って買い揃える羽目になり結果的に遅刻しそうになる、というパターンです。このような事態も、筆者自身何度も経験してきました。

これまでの人生で筆者がバイトへ向かう途中に購入せざるを得なかった持ち物の一例を、以下に挙げます。

  • ボールペン
  • メモ帳
  • 靴下(指定の色のものを持っていなかったため)
  • ネクタイ
  • 軍手
  • 白のワイシャツ(間違って色付きを着てしまった)
  • 飲料・軽食(職場環境上、絶対に持ってくるように書いてあったため)

これらのものは意外と忘れやすいので、くれぐれも気を付けましょう(職種によって必須のものは異なるので十分ご確認ください)。ネクタイや軍手などよく使いそうなものは、常用のカバンに入れてしまっておくのも良いかもしれません。

とにかく重要なのは、少なくとも前日までに、バイトに必要なものが全て揃っているかを確認しておくことです。それでもやむを得ず道中で購入するなら、その分に必要な時間も通勤時間に考慮するようにしましょう。

注意事項をかなり見落としている

続いて、初就業や慣れない現場でのアルバイトなどで、集合場所や時間などの注意事項を直前まで見落としているケースです。これも筆者自身に数多くあったと感じています。

集合場所や時間(就業開始と別の場合も)

集合場所や集合時間を指定する記述も、筆者自身本当によく見落としてきました。以下によくあるパターンを記載します。

  • 集合場所:わかりにくいことが多い。従業員入口は裏から入る、など。建物をぐるっと回って5分多くかかったケースなどあり注意が必要。
  • 集合時間:就業開始時刻とは別に、「集合時間」が設定されている可能性がある。イベント系(特に早い傾向)・軽作業系・接客系・オフィス勤務系など、注意が必要。

これらのリスクを踏まえたうえで、通勤ルート・時間は慎重に計算する必要があります。
単に「テナントが入っているビル」にピンを立てて地図アプリで検索するだけでは、不十分な場合があります。特に集合場所がビルの裏口だったり、敷地内の特定のポイントだったりすることもあるため、「集合場所」のイメージ図や写真があれば、必ずマップと照らし合わせて確認しましょう。当日の動線をできるだけ正確にイメージしておくことがカギです。

単純に目標の時間に起きられない

これは単純ですが、目標の時間内に起きられないというのもかなり大きなテーマです。朝が苦手だったり、生活リズムが確立されていなかったりするパターンが往々にしてあると思います。

これに対する対策としてはまずベタに、複数のアラームを設定する、誰かに起こしてもらう、所定のものの少し前に起床時刻を設定する、程度のことが挙げられますが、この記事ではその他のものを、自身の実体験を基に用意してみました。

バイトの一つ前に、外食の予定を入れる

これは筆者お気に入りの方法ですが、例えばアルバイトのシフトの前にお気に入りのカフェで食事をするなど、直前に外食の予定を入れるというものです。これによって自然と、例えば【45分間】など移動計画の中に追加時間が入るので、家を出る時刻が早まります。

一方で場合によっては”自分が敢えて設定したものだから”と、その予定をパスして寝続けてしまうことも考えられますので、ご注意ください。また実際に外食を重ねる際には、出費にもお気を付けください。

筆者は実はこれで、遅刻のリスクを何度も回避してきました。というのもお恥ずかしい話ですが、結局のところ毎度、寝坊などのあらゆる要因で到着予定時刻が徐々に後ろ倒しになっていき、この【外食予定】の時間が緩衝地帯となって、バイトの遅刻から守ってくれるのです。直前の食事が摂れなかったりゼリー飲料に代替されたりしてしまうのですが…”腹に腹は代えられぬ”といいますか、バイトの遅刻という最悪の事態だけは、免れるのでした。

Apple Watchのバイブレーションで起きる

ADHD傾向の筆者はなぜか、スマホのアラーム音では一定の確率で寝坊するのですが、Apple Watchのバイブレーション機能によるアラームでは寝坊したことがありません。あくまで筆者の体感なのですが、鋭敏な感覚のある手首が何度も震えるというのは、聞き慣れたアラーム音よりは”身体に響く”感じがするのです。

但しこれは個人差があることです(感覚過敏で時計を付けて寝たくない人もいるでしょう)。またウェアラブル端末の定期的な充電がマストになるので、その点を注意すべきでしょう。

遅刻しそうな職種とそのパターン(よくあるので本当に注意)

ここからは筆者がこれまでの体験から、遅刻しそうになった時の職種とそのパターンをまとめました。

イベント系(コンサート設営・スタッフ)(別の集合時間が設定されている)

まず最初に、イベント系の仕事です。具体的にはコンサート設営・スタッフでした。

この類の仕事は大きな会場に大勢のバイトスタッフを一気に集めるため、集合場所が現場からやや離れていたり、集合時間が始業時刻よりも大幅に早く設定されていたりする恐れがあります。ちなみに筆者が体験したものだと、1時間前集合というものがありました。

ただ単に始業・終業時刻を見ていたら、勘違いして集合時間に間に合わない可能性があります。ですからイベント系の仕事をするときは、実際の集合時間が何時なのかを特によく見るようにしましょう。

オフィス勤務系(中の人を呼び出す、ビルが大きい、地下出口わかりにくいなど)

オフィスでの勤務ではこれまで、初回の勤務時に担当者とエレベーターホール前で待ち合せたり担当者を内線電話で呼び出す工程があったり(ゆえに集合時間はやや早く設定されている)、ビルが大きくエレベーターがなかなか来ない、入り口がどちら側の道路に面しているか地図ではわかりにくい、似たようなビルが並んでいて当該ビルがわかりにくい、地下鉄の出口からビルへの導線がわかりにくいなどの理由で、現場への到着が遅れそうになったことがありました。ビルに着いてから始業できるまでに時間が掛かることが多い、または初見でビルに辿り着くのが難しいケースが多いので、くれぐれも気を付けましょう。

工場・倉庫など(駅から遠い、別の集合時間が設定されている可能性)

工場や倉庫などの作業場で働く軽作業(仕分けなど)の仕事は、勤務地が鉄道の駅からかなり離れていたり、入り口がとても分かりにくかったりして遅れそうになったことがありました。また一部の工場などではセキュリティの面から担当者と合流してから入場するため集合時間が始業より早く設定されていたこともありました。注意事項をよく読むようにしましょう。

飲食・接客系(従業員入口が意外とわかりにくい)

飲食などの接客系の仕事は、現場近くに到達することは比較的容易に感じましたが、やはり従業員通用口が一般の人からはわかりにくいところに設定されていたことが多かった印象です。また着替える工程があるので、シフトの10分前には到着するように指定されていたことが多い印象です。こちらも必ず注意事項などを読むようにしましょう。

ADHDの人がバイトに遅刻しそうになったら、どうしたらいい?

遅刻しそうと分かった時点ですぐに緊急連絡先に電話する

どんな理由であったとしても、「これは現場への到着が遅れそうだ」とわかった瞬間に、すぐに緊急連絡先(派遣元や現場の責任者など)に電話やメールなど指定された方法で連絡を入れましょう。
この連絡によって、現場ではフォロー体制を整える準備ができ、混乱を最小限に抑えることができます。

またたとえ遅刻してしまったとしても、「きちんと事前に連絡を入れていた」という点が評価される可能性もあります。「連絡なしの遅刻」よりも「連絡ありの遅刻」のほうが印象が良く、信用につながり得るのです。

ADHD傾向の人は、これまでの人生で何度も遅刻を繰り返してきたという後ろめたさを抱えている方も少なくありません。その経験から、「またやってしまった」「また信頼を失うかもしれない」「ダメな人だと思われるかもしれない」といった思考に陥り、どうしても連絡したくない、と思う場合もあるかもしれません。しかしそういったときこそ、勇気を出して連絡を入れることが大切です。

できるだけ早く現場に到着するよう準備し、最短ルートを考える(焦りは禁物)

なおADHD傾向の人はこのように焦っているときに、持っていくものを忘れたり、落とし物をしたり、不注意でぶつかる・転ぶなどして怪我をしてしまいがちです。早く現場に着くよう努めるのは良いことですが、焦りすぎないようにくれぐれも気を付けましょう。

ADHDの人がバイトに遅刻しそうになった時にどうしても間に合うようにする裏技

さてここからは、ADHD傾向の人がバイトに遅刻しそうになった時に、最終手段として何とか間に合うようにするおすすめの手段を紹介します。

<どうしても間に合わせるメリット>

  • 遅刻をしなくて済むので職場やサービスからの評価が毀損されずに済む
    ADHDの人の中にはこれまでに度々遅刻してきた体験があり、”これ以上遅刻したくない”と思う人がいるかもしれません。ここぞという時には、代替手段を使って遅刻を防ごうとする選択はアリかもしれません。
  • 現場に迷惑をかけなくて済む
    当人が考えるべきことではないかもしれませんが、職場が著しい人手不足だったりシフトが手薄だったりすると、遅刻の影響が現場にダイレクトに響くこともあり得ます。このような場合、遅刻回避の行動が強い意義を持つかもしれません。
  • 勤怠が予定通りになり給与が満額振り込まれる
    アルバイトの遅刻分はいかなる理由があれ、時給に換算されません(法解釈あり)。しかし遅刻を回避すると当然、勤怠予定通りの給与が支払われるでしょうし、会社独自の勤怠修正申請なども不要になるかもしれません。

<どうしても間に合わせるデメリット>

  • 予定していた交通機関の利用より移動費の出費が格段に上がる恐れがある
    鉄道やバスよりも、タクシーの方が運賃が格段に高くなります。バイトの始業にどうしても間に合わせようとタクシーを利用する行為は、何度も選択しない方が良いでしょう。
  • どうしても間に合わせようとしても、代替の交通手段で遅れが挽回できるとは限らない
    たとえ追加のお金を払ったとしても、タクシーなどの代替の交通手段で必ずしも遅れが挽回できるとは限りません。
  • 間に合わせようと焦ってしまい、ミスやトラブルが発生する可能性がある

タクシーを捕まえる(アプリだとなお確実)

まず最初に「タクシーを利用する」ことが考えられます。ドア to ドアで、何よりも最短でたどり着けるからです。しかし運賃がかなり割高なのと、近くで捕まらない・道路が渋滞しているなどのリスクがあります。

タクシーを利用する際には配車アプリを使った方が良いかもしれません。なぜなら確実に捕まえられ、乗車場所・目的地を確実に指定でき、所要時間の概算も表示されるからです。但し配車手数料が数百円取られるのでお気を付けください。

メリット

  • とにかく速い。ショートカットだけでなく、路線沿いに走っても列車を追い越せる可能性さえある。
  • ドアtoドアで、バイトの集合場所の目の前まで乗りつけられる可能性がある。ゆえに時間ロスが極限まで減らせるし、道に迷う可能性も低くなる。
  • 雨や強風などによる公共交通機関に乱れの時に、若干優位性がある

デメリット

  • やはり、運賃がとても高い。その日の稼ぎの大半を飛ばしてしまうことも。
  • 道中が渋滞していたら、時短効果がなくなってしまう恐れがある(但しGoogleマップなどである程度所要時間が予測できる)。
  • 配車アプリを使ったとしても、周辺にタクシーがおらず捕まらない時がある。
  • 配車アプリ利用時の手数料や、高速道路利用時、深夜料金などの運賃に注意。

筆者のタクシー利用体験エピソード

ちなみに筆者はイベント会社の“隠れた集合時間”に直前まで気づかずスキマバイトに遅刻しそうになった時に、遅刻扱いにされるのが嫌だなと思ったためやむを得ずタクシーを利用しました。そして鉄道ルートの大幅なショートカットができたため、なんとか集合時間に間に合いました(余談ですが現場近くに乗り付けすぎてしまい降りるところを見られ、やや恥ずかしかったです)。

その日の日給は6900円(交通費500円込み)だったのに掛かった運賃はなんと6000円…結局その日は、実質的に”無給労働”のような形となってしまいました。ADHDの人は、この点を特にお気を付けください。

LUUPを使う

続いては「LUUP」を使うという選択肢です。特に都心部ではたくさんのポート(設置場所)があるので、駅まで歩いてから電車に乗るよりも時間をショートカットできる区間があるかもしれません。

筆者も過去に、電車を使うルートが職場まで遠回りだった際に、このLUUPを使ったショートカットで遅刻を回避できたことがありました。

ただし、LUUPは危険性が指摘されている新しい乗り物でもあります。焦って交通ルールを守らなかったり、乱暴な運転をするのは絶対にやめましょう。またLUUPは初回利用時に設定や設問テストの受講が必要なので、すぐには使い始められませんので注意が必要です。その他、使い慣れないうちに気持ちが焦ってしまいパニックになったりすることは、避けましょう。

筆者のLUUP体験エピソード

筆者はある時バイトに遅刻しそうになり、徒歩11分かかる最寄り駅から発車する列車に僅差で乗り遅れそうでした。しかし自宅付近からLUUPを使えば、その列車の終点(列車の所要時間は12分)まで19分で向かえる計算。そこからの乗り継ぎの時間が10分あったので、差し引きすると、次の乗り継ぎの列車にはLUUPを使えば間に合う、という計算になりました。

実際に問題なくLUUPを利用でき、バイトにも間に合うことができました。利用料金も300円程度で良心的だと感じました。但し公道を走る乗り物でせかせかした気持ちで運転することは、とても危険だと感じました。

このほか、シェアサイクル、カーシェアリングサービスを使う方法などが物理的には考えらえます。また当然、家族や友人・知人に一時的に車などで送迎してもらうことも考えられるでしょう

但し、就業規則で自動車・バイク・自転車での通勤を禁止しているところもありますので、注意が必要です。また乗り物を運転する際は、十分ご注意ください。

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